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卓球ラバーの種類

裏ソフトラバー

トップシートの粒側をスポンジと貼り合わせた、表面が平らなラバーです。現在最も多く使われているのがこの裏ソフトラバーであり、大きく以下の4つに分けることができます。

高弾性高摩擦 :王道中の王道といって差し支えないでしょう。スピード・スピンのバランスが高いレベルで保たれているラバーです。スレイバーやマークV等がその代表格で、これらは長い間卓球界のスタンダードとして君臨しています。

粘着性高摩擦 :シートに粘着力があり、ボールに強烈な回転を与えることができるラバーです(ブロック等ではナックル気味になります)。中国選手の多くがこのタイプのラバーで活躍していますが、一般的に重量があり、スポンジも硬いため、スイングスピードの無いプレイヤーが使用した場合には本来の性能を発揮できないことがままあります。弾性を抑えたタイプの製品は、キレを重視するカットマンに愛用されています。

テンション系 :エネルギー内蔵型ラバー、スピードグルー効果内蔵ラバー等、メーカーによって呼び方はさまざまですが、従来の高弾性ラバーを上回る弾性を持ち、40mmボール採用以降最もシェアを伸ばしているラバーです。その破壊力はすさまじいものがありまが、制球は容易ではなく、一般的に高価であることからも、ビギナーにはあまり向かないラバーと言えます。

コントロール系 :弾性をやや抑えたラバーで、威力よりも確実性を重視するプレイヤーに使用されています。また、一般的に柔らかいスポンジを採用しており、ビギナーが基本技術を習得するのに最適です。


表ソフトラバー

裏ソフトとは反対に(正確には、表ソフトから派生したのが裏ソフトなのですが)、粒々を打球面にしたトップシートとスポンジからなるラバーです。ボールとの接触面積が小さいため回転の影響を受けにくく、初速がでやすいという特徴から、速攻型の選手に多く使用されています。

表ソフトは粒の形状や密度によって性質が異なります。粒が太く、密度が高いタイプのラバーは安定性が高く、比較的強い回転をかけることができます(MDスピンピップス, 双喜PF4-652-CS, etc)。粒の密度が下がると、より回転の影響から自由になり、ナックル性のスピードボールを出すことができます(スペクトル, Clippa, etc)。さらに粒の形状が細長になると、後に説明する粒高ラバーのような、不規則な変化を生みやすいラバーとなります(ミリタルソフト, アタック8, etc)。

また、表ソフトでも裏ソフト同様テンション系ラバーの開発が進んでいます。


粒高ラバー

表ソフトの粒をより縦長にしたラバーで、「イボ」と呼ぶプレイヤーもいます。具体的には高さ÷直径の値が0.9以上のものが粒高ラバーと定義されます(上限は1.1)。この細長い粒はボールに押されると倒れ、ボールの回転方向を保ったまま返球するという性質を持っています。つまり相手の下回転をつっつけばナックル〜上回転となって返り、ドライブはナックル〜下回転となって返るという、変則的なラバーということができます。裏ソフトとの組み合わせで球質に変化をつけるカット主戦の選手や、変化攻撃を武器とする前陣攻守の選手に多く愛用されています。

一般的に粒が細く長いラバー(カールP1R, Feint Long II, etc)ほど変化に富み、粒が太く短いラバーほど(カールP3, etc)安定感があるので、プレースタイルに応じて選択するべきでしょう。なお、粒高ラバーには後述する一枚ラバーのようにスポンジが無いタイプも存在します。


一枚ラバー

粒を打球面にしたトップシートのみからなるラバーです。つまり、表ソフトのスポンジがないものと言えるでしょう(「ソフト」とはスポンジを意味しています)。打球感は木ベラに近く、スピードと回転に乏しい分コントロールがつけやすいラバーです。また構造上重量を抑えることができるため、ペンホルダーの裏面に「保険」として貼るプレイヤーも居ます。現在は高性能な裏ソフトの使用が主流となっていますが、それゆえに面白みのあるラバーではないかと思います。

管理人も一枚ラバーをペンホルダーの裏面に用いて変化をつけております。

アンチラバー

裏ソフトラバーと遠目には同じですが表面に摩擦力は無く、相手の回転をナックルにして返球することができるラバーです。玉持ちを確保するために極めて柔らかいスポンジを使用していることが多く、スピードも相当量殺すことができます。摩擦力・弾性に優れた裏ソフトラバーと組み合わせ、切れたカット・切れないカットを織り交ぜることで真の効果を発揮しますが、ルール改正により両面同色のラバーが禁止されてからはかつてのようなアドバンテージは得られなくなってしまいました。 代表的な製品にスーパー・アンチなどがあります。



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